アンソルは創業8年になりますが、
創業メンバーで今まで残ってくれているのは3名。
現在に至るまで、もちろんたくさんの入退社がありました。
退社するスタッフの理由も様々。
独立したい・先輩嫌い・美容師自体辞めて転職したい、結婚したい、給料に不満、そして社長嫌い。

この時とってしまいそうな行動は、残った社員のヒヤリングをして待遇改善や評価制度を見直し、同じことが起きないようにする、ってやってしまいがちなんだけど、
離職した社員の離職理由を解決することが、残った社員が定着する理由と一致するとは限らないのかなと。
むしろ一致しないことが多く、一致しなかった場合には、さらに新たな理由を探すことになり、結局それらしい回答を見出せないことが多い。
退社理由に会社そのものが原因という人ももちろんいると思いますが、結局は個人的な理由がほとんどで、辞める時にそれっぽい理由をつけて、嫌われないように去っていこうとします。
だから離職者の離職理由もとにして離職防止策を打とうとしても、時間の経過で一定数離職者は出るし、一生会社に残って絶対やめませんというスタッフが生まれる確率も決して高くはない。
実際、「私は絶対アンソル辞めません!ずっとついていきます!」
って言ってあっさり数か月後退社するスタッフもいますし。
やはり必要なのは、残ってくれた社員・新しい社員に対して退社者の意見を吸い上げたことによる待遇改善をするのではなく、アンソルにいてくれる社員と共に、新卒採用を継続していくシステム、スタッフが定着するようなビジネスモデルを一緒に作ることが、会社の強みになり、残ってくれた社員の学びにもなると思います。
たとえ一人辞めてしまったとしても、もっと魅力的なスタイリストを2人育てる。
たとえ力のあるスタッフが抜けたとしても、今のスタッフ達のチャンスに変える。
小さい美容室はこうして戦っていかなければいけないのかもしれませんね。
スタッフの頭の中をこっそりのぞける力が欲しい・・・。
次回に続く